創業百年
受け継がれた職人技

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おいしさの秘密

創業時からのこだわりは、生地と蜜。
さくっとした食感と小麦本来のおいしさが味わえる生地は
一晩以上も置く長い発酵時間と蜜がけをした後の乾燥によりうまれます。

蜜がけは最も繊細な作業。
フツフツと煮立つ糖蜜を目と手で確かめ全体に蜜をからませていきます。

百年の間守り続けた伝統の味。
長年の経験と勘を受け継いだ職人が織りなす伝統菓子です。
ご家庭でも、ご進物としても長年多くの方に愛されています。

生地と向き合い、蜜と向き合う

かりんとう作りは、夜始まります。職人がその日の気候や温度などに合わせて材料を調整し、生地を練りあげていくのです。練り上げた生地は、一晩中発酵を行い翌日に揚げていきます。蜜を煮詰め、蜜をからませていくのは職人の伝統技法。蜜をかけた後は、さらに一晩乾燥させて包装されます。

創業者はパン作りの発酵にヒントを得て、サクッと美味しいかりんとうを作り上げました。3代にわたって受け継がれた製法を忠実に、じっくりと時間をかけて作り上げられる高尾山かりんとう。時間をかけて美味しさを引き出すこの工程こそが、かりんとうの美味しさの秘密なのです。

私たちは、百年もの長きに渡りかりんとうの美味しさを追求し試行錯誤してきました。
昔ながらの ”懐かしい” かりんとうの味を守りつつ、より美味しいかりんとうを求めて挑戦を重ねていきたい。かりんとう一筋100年の私たちだからこそ、できることがあると思っています。

かりんとう作りの工程

生地づくり

小麦粉、水、砂糖、イーストなどを練って作ります。シンプルな材料だからこそ、素材そのものの質が大事です。小麦粉は、長年の経験に基づいて、季節ごと、商品ごとに微妙に調整しながらブレンド。水は、多摩地域の自然に育まれた水を活用しています。

発酵

一晩以上寝かせる長時間発酵により、食感がさくっと軽く仕上がります。創業以来守り続けている伝統の技法です。発酵は季節によって微妙に調整していかなければならない繊細な仕事。高尾山かりんとうでは、職人が一晩中生地と向き合いしっかりと美味しさを守り続けています。

大釜での3度揚げ

生地を成型し裁断した後、大釜で3度揚げていきます。揚げる前の生地は平らで棒状ですが、油で揚げることによって、ふわっとと膨らみ生地の中に空気が入っていきます。ここにも、高尾山かりんとうのさくっとした食感の秘密が隠されているのです。

糖蜜がけ

油で揚げた後の糖蜜がけは、職人技が生きる最も繊細な作業です。
糖蜜を煮立たせ、フツフツと煮立つ泡の状況を目で確認しつつ、ヘラでかき混ぜて蜜の固さをみていきます。揚げたてかりんとうに蜜をまわしかけていくのは、熟練の職人技。全てを手作業で作っていた祖父の代からの伝統の技を今も受け継いでいます。

長時間乾燥

蜜がけしたかりんとうは、よりさくっとした食感を生み出すため一晩以上乾燥させます。生地作りと発酵の時間、乾燥の時間も含めてかりんとうが出来上がるまで3日かかります。美味しさにこだわるからこそ、じっくりと時間をかけて誠実に素材と向き合うこだわりの菓子なのです。